血液検査結果の解説と基準値

使い勝手がよさそうなものがなかったため、作りました。

お使いになる方はコピペで貼り付けてくださってもよろしいですし、リンクからDLしてプリントアウトしてくださってもかまいません。

ご活用ください。

 

血液検査結果の詳細(生化学検査)

表記

詳細

基準値

TP(総蛋白)

主にアルブミングロブリンに大別できます。アルブミンは、血液中の水分を一定に保つ働きをしており、グロブリンは抗体を作るなど、免疫機能の主力を勤めています。

6.7~8.3

(g/dl)

慢性肝炎肝硬変膠原病、多発性骨髄腫、高蛋白血症、脱水状態による血液の濃縮、グロブリン蛋白異常など。

重症の肝障害、肝硬変ネフローゼ症候群、栄養不良、消化吸収障害など。

Alb

アルブミン

血液の浸透圧調整の役割を担っています。

アルブミンの異常は肝障害の指標となります。

3.9~4.9 (g/dL)

 

重症肝炎、肝硬変、肝がん、低栄養状態、ネフローゼ症候群など。

A/G比(ヱージー比)

アルブミングロブリンの比です。数値が低いとアルブミンが低下してグロブリンが上昇していることを示します。

1.1~2.0

無ガンマグロブリン血症または低ガンマグロブリン血症など。

肝臓障害、ネフローゼ症候群、腎機能障害、栄養不良、慢性消耗性疾患、膠原病、多発性骨髄腫など。

T-Bil(総ビリルビン

ビリルビンは赤血球中のヘモグロビンから作られた色素で、最初に間接型になって肝臓で直接型に変わり胆汁中に排泄されます。血液中には両方存在し、直接型と間接型を合わせて総ビリルビンと呼びます。

0.2~1.2(mg/dl)

肝臓、肝胆道系疾患、溶血性貧血、体質性黄疸、(新生児)など。

 

D-Bil(直接型ビリルビン

上記参照

0.4mg/dl以下

胆道閉塞や肝臓疾患による黄疸など。

 

ZTT (血清膠質反応)

血清中のたんぱく質のバランスに異常が起こったとき、コロイド(膠質)反応が起こりやすくなります。

4.0~12.0KU

慢性肝炎、自己免疫性肝炎、肝硬変、肝細胞がん、慢性炎症など。

脂肪肝など。

CHE (コリンエステラーゼ

肝臓全体の変化の終末期で、肝細胞が働かなくなってコリンエステラーゼがつくられなくなり、血液中の値は低くなってしまいます。

168~470 U/L

脂肪肝(過栄養性、アルコール性)、ネフローゼ症候群甲状腺機能亢進症など。

有機リン剤中毒(農薬、サリンなど)、肝疾患:肝硬変、劇症肝炎、慢性肝炎、肝臓がんなど。

AST(GOT)(アスパラギン酸トランスアミナーゼ)

主に肝臓や心臓にどの程度の障害が起きているかを知ることができます。

7~38 IU/L

急性肝炎、劇症肝炎、慢性肝炎、アルコール性肝炎、脂肪肝、肝硬変、肝がんなど。

 

ALT(GPT)(アラニントランスアミナーゼ)

心筋や骨格筋、赤血球中などにも多く含まれているASTと比べて、ALTは主に肝臓中に存在しているため、肝細胞の障害の程度を調べるのに適しています。健康な人ではALTよりASTが高値を示しますが、肝障害の場合、ALTの方が高くなります。

4~44 IU/L

 

ALTのほうがASTより3以上低いなら、疲労の原因となるB6不足の可能性があります。

ALP(アルカリホスファターゼ)

肝臓の障害や短観のつまりの有無を見る数値です。成長期や骨折後の回復期にも高くなります。

80~260 IU/L

急性肝炎、慢性肝炎、肝硬変、胆管結石、胆管がん、潰瘍性大腸炎、骨折、甲状腺機能亢進症、骨腫瘍など。

亜鉛欠乏、甲状腺機能低下症、遺伝など。

γ-GTP(ガンマ-グルタミルトランスペプチダーゼ)

肝臓、腎臓、膵臓などに含まれている解毒に関わる酵素です。おもに肝臓や胆管の細胞に傷がつき、死滅したときに血液中で上昇すると考えられています。

10~50(成人男性)

9~32(成人女性)

急性肝炎、慢性肝炎、肝硬変、肝がん、アルコール性肝障害、非アルコール性脂肪性肝炎、薬剤性肝障害、胆道系疾患など。

 

LAP(ロイシンアミノペプチターゼ)

LAPはたんぱく質を分解する酵素で、肝臓や腎臓、腸などに多く存在し、また胆汁にも含まれています。

肝炎、肝硬変、肝がんなどで胆道が詰まり、胆汁の流れが障害されると、血液中に胆汁が逆流して、LAP値が上昇します。また急性肝炎や肝硬変でも上昇します。

男性:45~81U/L

女性:37~61U/L

肝炎、肝硬変、肝がん、閉塞性黄疸など。

 

LD(乳酸脱水素酵素

細胞内で糖がエネルギーに変わるときに働く酵素のひとつ(乳酸脱水素酵素)。全身のあらゆる細胞に存在している。

 

120~220U/l

急性・慢性肝炎、白血病心筋梗塞、悪性貧血など。

 

CK(クレアチニンキナーゼ)

転移酵素の一つで、骨格筋に最も多く含まれ、次いで心筋、脳などに多く含まれます。また、CKには細胞内局在の異なるアイソザイムが存在します。

男:38~196

女:30~172 U/L

異常高値:骨格筋疾患、心疾患、悪性腫瘍、妊娠など。

 

Ch-E(コリンエステラーゼ

肝臓で作られる酵素のひとつで、肝機能が低下すると値が低下します。また、脂質代謝にも関わっているため、栄養過多で起こる脂肪肝脂質異常症では値が上昇します。

男性:234~493U/L

女性:200~452U/L

脂肪肝、糖尿病、ネフローゼ症候群など。

肝硬変、慢性肝炎、低栄養など。

CK-MB

CK-MBは心筋梗塞ですみやかに上昇するため診断、病勢把握に用いられる。一般に発症後4~6時間で上昇し、18~24時間でピークに達し、治療が奏功した場合72時間後には正常レベルに復するといわれている。

5.0 以下  

ng/m

急性アルコール中毒心筋梗塞、心筋炎、開心術後、肥大型心筋症、横紋筋融解症、筋ジストロフィー、多発性筋炎、皮膚筋炎など。

 

AMY(アミラーゼ)

アミラーゼはでんぷん(糖質)を分解して糖にする酵素で、主に膵臓、睡液腺、耳下腺から分泌されます。この酵素は血液に混じった状態で全身を回った後、腎臓でろ過され、尿に排泄されます。

39~134

U/L(37℃)

急性膵炎、慢性膵炎、膵癌、膵嚢腫、耳下腺炎、慢性腎不全など

慢性膵炎の末期。

GLU(グルコース、糖)

グルコースは、生体内に存在する糖質の中で最も重要なエネルギー源です。

(空腹時)60~109  

mg/dL

糖尿病、末端巨大症や甲状腺機能亢進症などの内分泌異常。

インスリノーマ、副腎機能不全、肝硬変、インスリン・経口血糖降下薬の過剰投与。

HbA1c(ヘモグロビン・エーワンシー)

高血糖状態が長期間続くと、血管内の余分なブドウ糖は体内の蛋白と結合します。この際、赤血球の蛋白であるヘモグロビン(Hb)とブドウ糖が結合したものがグリコヘモグロビンです。このグリコヘモグロビンには何種類かあり、糖尿病と密接な関係を有するものが、HbA1c(ヘモグロビン・エイワンシー)です。

JDSで6.1%以上

NGSPでは6.5%以上

糖尿病、その他高血糖を呈する疾患。(異常ヘモグロビン血症の場合、高値傾向)

溶血性貧血や出血など赤血球寿命が短縮している場合、低値傾向。

Fe(鉄)

膵臓や唾液腺の炎症がわかります。過剰に存在すると活性酸素を産生し細胞障害を起こします。

男:58~188

女:48~170  

μg/dL

鉄過剰症、肝疾患、無効造血、再生不良性貧血、溶血性貧血。

鉄欠乏性貧血、潜在性鉄欠乏症、栄養不良、真性多血症、慢性感染症膠原病

TIBC(総鉄結合能)

トランスフェリンの1/3 は鉄と結合しています。これを血清鉄と呼びます。残りの約2/3 は鉄が結合可能な部分でUIBC(不飽和鉄結合能)と呼びます。

男:245~402

女:235~432  

μg/dL

鉄欠乏性貧血、潜在性鉄欠乏症、真性多血症。

ネフローゼ症候群、慢性感染症膠原病や悪性腫瘍の一部。

BUN(尿素窒素)

血清尿素窒素は、主に腎機能のスクリーニングとして実施され、クレアチニンと併せて測定し、腎前性、腎性、腎後性の高尿素窒素血症の鑑別を行います。

8.0~20.0  

mg/dL

腎前性:脱水症、重症心不全、消化管出血。

腎  性:腎炎、尿毒症、ネフローゼ症候群、腎結石。

腎後性:尿管閉塞、膀胱腫瘍。

中毒性肝炎、劇症肝炎、肝硬変の末期、尿崩症。

CRE(クレアチニン

クレアチニンは、筋肉細胞内で筋肉収縮のエネルギー源であるクレアチンから産生される最終代謝産物です。

男:0.61~1.04

女:0.47~0.79  

mg/dL

GFR低下:糸球体腎炎、腎不全、うっ血性心不全

筋細胞増大:末端巨大症、巨人症

血液濃縮:脱水症、火傷

尿排泄量の増量:尿崩症、妊娠

筋萎縮:筋ジストロフィー、長期臥床の高齢者

Na(ナトリウム)

電解質成分の1つで、細胞外液中の陽イオンの90%を占め、浸透圧の調整や酸塩基平衡の維持(体内のpH を一定に保つ)に重要な役割を果たしています。

135~150  

mEq/L

嘔吐、下痢、発汗、尿崩症、高Ca血症、原発性アルドステロン症、Cushing 症候群。

急性・慢性腎不全、尿細管性アシドーシス、Addison 病、心不全、肝硬変、ネフローゼ症候群妊娠中毒症、利尿薬投与。

K(カリウム

主に野菜や果物から経口摂取され、腸で吸収されたカリウム量と等量のカリウムが腎から尿中に排泄されます。

細胞の機能や神経、筋肉の興奮性、特に心筋に大きな役割を果たしています。

3.5~5.3  

mEq/L

細胞内からの移動:代謝性アシドーシス、家族性高K血症、周期性四肢麻痺、薬物(サクシニルコリン、ジギタリス、β-ブロッカーなど)、偽性高K血症(白血球増加症、血小板増加症)

腎からの排泄障害:急性腎不全乏尿期、慢性腎不全、Addison病、低アルドステロン症、抗アルドステロン薬投与

細胞内への移動:代謝性アルカローシス、周期性四肢麻痺

・薬剤:インスリン投与、高濃度輸液

・消化管からの喪失:嘔吐、下痢、吸収不良症候群

・腎からの喪失:浸透圧利尿、尿細管性アシドーシス、原発性アルドステロン症、Cushing 症候群、悪性高血圧、薬物(サイアザイド系利尿薬、ステロイドホルモンの長期投与)

Cl(クロール)

尿中クロールも尿中ナトリウムとほぼ並行して変動し、臨床的意義もそれに準じますが、違う点はクロールが消化液中に多量に含まれることで、消化液喪失では低値を示します。

98~110  

mEq/L

高Na血症、尿細管性アシドーシス、ネフローゼ症候群、呼吸性アルカローシス。

低Na血症、Addison 病、呼吸性アシドーシス、頻回の嘔吐。

Ca(カルシウム)

生体内で最も多量に存在する無機物です。その99%以上は骨や歯などに存在し、残りの1%は細胞内に存在します。血清中のカルシウムはわずか0.1%です。

8.6~10.1  

mg/dL

原発副甲状腺機能亢進症、悪性腫瘍、ビタミンD中毒、サルコイドーシス、悪性腫瘍の骨転移、多発性骨髄腫、腎不全、甲状腺機能亢進症、褐色細胞腫、Addison 病。

副甲状腺機能低下症、ビタミンD欠乏症、アミロイドーシス、急性膵炎、敗血症。

TG(中性脂肪、トリグリセライド)

食物として摂取される脂肪のほとんどがこの中性脂肪で、腸管で吸収され、血中でカイロミクロンとして存在しています(外因性中性脂肪)。

30~149  

mg/dL

高カイロミクロン血症、broad-β病、LPL欠損症、HTGL欠損症、糖尿病、肥満、動脈硬化痛風甲状腺機能低下症、Cushing 症候群、先端巨大症、閉塞性黄疸、急性・慢性膵炎。

無β-リポ蛋白血症、低β-リポ蛋白血症、甲状腺機能亢進症、Addison 病、下垂体機能低下症、肝硬変、吸収不良症候群。

UA(尿酸)

核酸の構成成分の1つのプリン体の最終代謝産物です。食物(肉類、豆類、きのこ類、ビールなど)に含まれる核蛋白、体組織の崩壊による核蛋白などから生成されます。

男:3.6~7.0

女:2.3~7.0  

mg/dL

一次性痛風:若年性痛風

二次性痛風白血病高脂血症、腎不全、糖原病Ⅶ型。

(サイアザイド系降圧利尿剤、ピラジナマイド、エサンブトール、サリチル酸などの投与で高値傾向)

生合成低下:キサンチン尿症、PNP 欠損症、肝硬変

二次性低下:Fanconi 症候群、Wilson 病、糸球体腎炎

(プロベネシド、スルフィンピラゾンベンズブロマゾンなどの投与で低値傾向)

 

 

T-Cho(総コレステロール

コレステロールは、血液中の重要な脂肪です。溶血血清や高ビリルビン血清で高値となることがあります。

130~220 mg/dL

 アルコール性肝障害、  閉塞性黄疸、家族性高コレステロール血症(Ⅱa型高脂血症)、ネフローゼ症候群甲状腺機能低下症、多発性骨髄腫、糖尿病、動脈硬化症、 broad-β病(Ⅲ型高脂血症)、LPL(リポプロテインリパーゼ)欠損症、妊娠。

重症肝障害、下垂体機能低下症、甲状腺機能亢進症、Addison病、 LCAT欠損症、Tangier病、悪液質、魚眼病、低β-リポ蛋白血症、無β-リポ蛋白血症。

HDL-C(HDLコレステロール)

HDL-コレステロールは、血液中の余分なコレステロールを肝臓に運ぶ役割をしています。善玉コレステロールとも呼ばれます。

40~110 mg/dL

長寿症候群、原発性胆汁性肝硬変、アルコール中毒経口避妊薬

急性肝炎初期、肝硬変、原発性肝癌、悪性疾患(とくに血液疾患)の末期、甲状腺機能亢進症、LCAT欠損症。

LDL-C(LDLコレステロール

コレステロールを細胞に届けているのがLDL-コレステロールです。

70~139mg/dL

Ⅱa,Ⅱb型高脂血症、家族性高コレステロール血症、家族性複合型高脂血症甲状腺機能低下症、ネフローシス、肝障害。

低リポ蛋白血症、低LDL血症。

 

※基準数値は検査機関、検査方法等により基準値や表記が異なる場合があります。

 

 

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【Reading】介護現場内の職員と利用者様の共依存に対する考察

本日も閲覧いただきありがとうございます。

 

本日はちょっとした読み物を掲載させていただこうと思います。

 

あくまでも考察、仮説の域を出ないものですのでご了承ください。

 

 

まずは本日のタイトルにあります共依存です。

 

共依存とは

 

 自分と特定の相手がその関係性に過剰に依存しており、その人間関係に囚われている関係への嗜癖状態(アディクション)を指す。

 すなわち「人を世話・介護することへの依存」「愛情という名の支配」である。

 共依存者は、相手から依存されることに無意識のうちに自己の存在価値を見出し、そして相手をコントロール自分の望む行動を取らせることで、自身の心の平穏を保とうとする

Wikipedia参照)

 

 介護現場で良く見かける「利用者様の為に」と自らを犠牲にし、その価値観を同僚にまで求める方の一部に(全員じゃないです)共依存の状態に陥っている方がいます。

そ の方たちがその状態に至る理由について探ってみようと思い、本日の記事は筆者個人で考察した内容を掲載させていただきます。

主に医療主観で考察させていただきました。

 

 

1 利用者視点

 

最初に利用者様の生活環境を分析してみます。

 

・ADLの低下による活動範囲や頻度の低下

 

・子供や孫の結婚等による疎遠

 

・友人や親族との死別による交流の減少

 

 そうならないように我々福祉関係者は様々なアプローチを行うのですが、現実として人間関係や行動範囲が年齢とともに狭まっていく方が多いのは事実です。

生活環境の経年変化というのでしょうか?

 

 わかりやすくまとめると環境が徐々に閉ざされていく方が多いのです。

 

 そこで、在宅生活を送っているのであれば訪問介護員であり、施設入所者であれば施設の職員とのかかわりが生活の中での「人との関わり」の大部分を占める人が少なくないでしょう。

 心のよりどころとして、関わりの多い介護職員を選ぶ方が少なくないのではないでしょうか?皆様身をもって経験されていることと思います。

 

依存傾向が強い方は一定数いらっしゃいますよね?

 

その方々の心理状態をもう少し深く考えてみたときに一つの仮説をたててみました。

 

仮説1)

 閉鎖されていく(された)生活環境の中、先の生活への不安を考えたときに頼れる存在として身近にいる介護職員しか頼る対象がいない人の心理状態がストックホルム症候群に近い状態なのではないか?

 

ストックホルム症候群

 

 ストックホルム症候群は、誘拐事件や監禁事件などの犯罪被害者についての臨床において、被害者が生存戦略として犯人との間に心理的なつながりを築くことをいう。
ただし臨床心理学における心理障害(精神障害)ではなく、心的外傷後ストレス障害として扱われる

 スウェーデン国外のメディアが事件発生都市名、ストックホルムに基づいて報道した経緯がある。

 

 1973年8月、ストックホルムにおいて発生した銀行強盗人質立てこもり事件(ノルマルム広場強盗事件)において、人質解放後の捜査で、犯人が寝ている間に人質警察に銃を向けるなど、人質が犯人に協力して警察に敵対する行動を取っていたことが判明した。また、解放後も人質が犯人をかばい警察に非協力的な証言を行った。

フランク・オックバーグ博士は、FBIとイギリス警察の交渉担当者に、次のように報告していた。

「人は、突然に事件に巻き込まれて人質となる。そして、死ぬかもしれないと覚悟する。犯人の許可が無ければ、飲食も、トイレも、会話もできない状態になる。犯人から食べ物をもらったり、トイレに行く許可をもらったりする。そして犯人の小さな親切に対して感謝の念が生じる。犯人に対して、好意的な印象をもつようになる。犯人も人質に対する見方を変える。」 

 

職員に好意を持ってほしい一心で似たような心境になる方がいるかもしれませんね。

 

Wikipedia参照)

 

 利用者様が自分の生活を考えたときの生存戦略(ってほどでもないですが)として少しでも安心した生活を送るために身近で頼れる人に頼ろうとする結果、依存傾向が発生する方がいるのではないでしょうか?

 

2 職員視点

 

 これは利用者視点と真逆となるのですが、起きている時間の大半を職場で過ごす方が多いと思います。その中で、介護現場で人間関係がよくないケースが多いことは皆様承知していると思います。

 その職場環境の中で組織や同僚に認められたい、正当な評価を受けたいと思う人は少なくないと思います。そして介護業界の組織の中で正当な評価を受けることが非常に難しいです

 誰かに認められたい、必要とされることで自分の精神を保ちたいと思うのは自己防衛の一種であり、当然の欲求であると思います。

 その対象が利用者様に向き「利用者様から必要とされたい」「利用者様のよりどころでありたい」と考える純粋な介護職員が匙加減がわからなくなった時「リマ症候群」に近い心理状態に陥ると考えています。

 

リマ症候群

 

 ストックホルム症候群と同様の状況下で、監禁者が被監禁者に対して同情的な態度をとるようになる現象が提示されており、「リマ症候群」と呼ばれている。監禁者が考えを改めたり、被害者に対して共感を覚えることもあるとされる。
 リマ症候群は、1996年から1997年にかけてペルーのリマにおいて発生した在ペルー日本大使公邸占拠事件にちなんで命名された。
 このとき武装した一団は、各国の駐ペルー特命全権大使、日本企業のペルー駐在員ら約600人を人質にした。
 しかし監禁者の一団は人質に同情し、数時間以内に200人以上の人質を解放した。

 

 職員が利用者様を監禁しているわけではないのですが、閉塞された空間の中で相手に対しての共感を示す一点に関して似ているのではないでしょうか?

 

 上記の二つの視点でお話した一方の内容が成立したときに依存傾向が発生しやすく、もう片方の視点で説明した内容が発生しやすくなる

 そして両方の視点で説明した内容が発生した場合極めて高い確率で共依存の関係性に発展するのではないかと考えています。

 

何の実証もしていない仮説ではありますが、この仮説を仮定として考えると

 

・依存傾向にある利用者様

 

・依存を求める、依存傾向にある介護職員

 

その双方は介護施設や生活環境がもとに起こる症状として共依存が発生するのではないか?

というお話です。

 

 それぞれの生活環境が全く異なるために、なにをどうするれば回避できますという具体案は出せないのですが、共依存に到る前の防衛策に役立つかもしれないと思ったことと、依存傾向の強い利用者様のケアを行う上で何かのヒントになるかもしれないと思い本日の記事を書かせていただきました。

 

 

あくまでも筆者の考えた仮説であり、根拠も無いものです。

 

 

こういう考え方してる人が一人いるんだな程度の読み物としてお納めください。

 

 

 

carestepzeroより皆様へ

 

 

 

 

 

【納涼祭】実施内容説明

本日も閲覧いただきありがとうございます。

 

本日は納涼祭の実施内容について具体的に説明させていただきます。

 

step1

 

参加者個人orグループで一日のケア内容を決める

 

ここが一番多変なところだと思います。

 

 多少大雑把で良いと思っておりますが(記録が紙媒体なのか電子媒体なのか、記載の形式など)一日の中で先に出した24hシートとアセスメントの人たちにどのようなケアが必要なのか検討していただきます。

 

step2

 

シフトの作成

 

 step1と並行してシフトを作成していただき、人員に応じてどの程度ケアができるのかを考慮して業務内容を組んでいただきます。

 

 

 

step3

 

業務の組み立て

 

 必要なケア内容、シフトが出来上がったところで、実際に一日の中でこの時間にこの業務をこの人数で行いましょうという計画を出します。

「この人は入浴自立だから10分でいいよね?」みたいな露骨に無理があるケアの設定は控えてください。

 

 

 

step4

 

現場で見直し

 

 step3までの内容を9月の1週目までで行っていただきます。そしてそれぞれがそのケア内容、業務内容を頭の片隅に置きながらそれぞれの現場で通常通り勤務していただきます。

 現場の業務と比較して「このケアが組み込まれていない」「ここはやらなくても大丈夫だった」など机の上や会話の中で作成された計画とズレが生じることが出てくると思います。

 

その内容を再調整していきます

 

補足事項といたしまして

 

・人員の配置に無理がある

 

・職員の体力や身上を考慮して余裕が欲しい

 

 など、現状の人員配置で実施が不可能と見込まれる場合は人員の充足を可能とします。

 人員を充足する場合は、人数と理由を添付してください。

(「無理だから」でも結構です)

 

見直しの周期は1週間に1度をお勧めします(実施者にお任せいたします)

 

step5

 

公表

 

 9月末、10月上旬までに完成したシフト、業務内容、ケア内容(できているところ、やったところだけで結構です)を発表していただきます。

 

 発表といっても、匿名希望の方はこちらで結果だけを張り出させていただきますし、実名公表希望の方は実名を添えて公表させていただきます。

 

step6

 

再構築

 

 この過程は見ている方、参加している方すべてに行っていただきたい部分です。

自分の職場の業務やケアと、公表された業務やケアを見比べます。

そして取り入れられそうなことがあれば片っ端から取り入れていきましょう。

 

 注意していただきたいのは、わたしたちが勤務している現場はあくまでも利用者様の生活環境であること。

 

 改善点が多く見つかったからといって、急激な生活環境の変化は利用者様の負担になります。職員にも利用者様にも無理の無いように時間をかけて行ってください。

 

上記の過程を2か月程度の期間内で実施いたします。

 

 

目的はあくまでも参加者、閲覧者のスキルアップですので誹謗中傷は控えてください

 

 参加してくださる方々は皆様と同じく普段現場に身を置き、余暇を利用しての取り組みです。そしてこの企画は仕事ではありませんので、熱が入るのは良いのですが感情的なやりとりは控えてください。

 

 厳しい暑さも落ち着いた頃合いでございますので、存分に楽しんでいきましょう。

 

前回の説明と若干異なる部分がございますが、実施内容と目的には変わりはございませんのでご了承ください。

 

仕事のご都合や身上の変化などもあるかと思います。

遅刻、早退、中抜け、欠席ありで実施させていただきます。

 

時々こんな企画で同業者との交流、研鑽を行えたら楽しいかと思っております。

 

注意)当企画の内容は試行段階です。

成果を確約できるものではございませんのでご了承ください。

【納涼祭】24hシート アセスメントシート

24hシート

https://drive.google.com/file/d/15GFazVYOa0QYM0zgzwjjrv3BBtXrFNTA/view?usp=sharing

 

アセスメントシート

https://drive.google.com/file/d/1SLGLUJzzKKH447oDi1N5JZs-fj2tbZYn/view?usp=sharing

 

24h業務シート

https://drive.google.com/file/d/1KJA1fPxcNStj8osySAjkByTNRtme0NQu/view?usp=sharing

【納涼祭のお知らせ】

本日は普通のブログとは少々毛色が違います。

 

       carestepzero主催 

   納涼祭のお知らせでございます。

 

 まず、今回の企画に到った経緯をお話しさせてください。

SNS上で議論が繰り広げられていることを多々目にしてはきたのですが

時々話がかみ合わない理由を考えました。

 

・前提条件が違うために感覚が違う

 

・施設形態が違うために人員配置が違う

 

・経験年数の違い、経歴の違い

 

・仕事に対する考え方の違い

 

など多岐にわたる理由があるのですが、それを理由にお互いの職場の

良い情報や手法がシェアできないのは惜しいと考えました。

 

そのため、もう少し皆さんの距離が近くなるきっかけさえあれば

 

お互いの良いところを取り入れあって

参加者だけではなく、見ている人たちの知識や知恵が跳ね上がるのではないだろうか?

 

と、思って今回の企画に到りました。

 

 

 

 

 

 

 

 

実際に何をやりますかというと

 

ネット上で仮想のユニットを設定して

 

不特定多数の介護関係者と

 

ケアや業務を考えよう!

 

という企画です。

 

今回の期間は一か月

 

1か月の間、話し合ったケアや業務と自分の職場を照らし合わせ

 

足りないところをお互いに補い合うことで

 

参加者の職場の良いところをシェアできる企画

 

となっています。

 

 

※開催に伴う注意事項

 

当企画における個人、団体等の名称や情報は

 

すべてフィクションです。一切関係ありません。

 

記載や設定内容は本企画に必要と判断した部分に絞ってあります。

病歴やアレルギー、服薬に係る禁止食材などは本企画では除外します。

ベッドセンサー、マットセンサー、クリップセンサーは全員分あるものと仮定します。
 
本企画では服薬介助及び服薬内容は考えないものとします。
 
ユニット型施設で1ユニット10床の前提とします。
 
 
 
 
24hシートに関する説明
 
シート内の記載は大まかな内容になっています。
 
細部は必要に応じ追記する場合があります。
 
24hシート
↓↓↓
 
 
方法
 
1 24hシートをもとにケア内容と業務内容を個人又は複数名で組み上げる
 
2 組み上げた業務やケアをもとにすり合わせを行い業務を統一する (このときお互いに組み上げた業務シートを共有します)
 
3 自分の職場で仕事をしているときに企画で組み上げた業務との相違点を探し、改善できる部分を探す
 
4 改善点をお互いに話し合い、改善していく
 
5 一か月かけて固まった暫定の業務やケアを公開する
 
※2~4の過程を1か月の間にネット上の人たちと協力しながら実施します。
 
この取り組みは知人と取り組んでいただいてもかまいませんし、ネット上の面識のない方と取り組んでいただいても結構です。
 
チームで参加される場合は匿名の希望がなければチーム名(or代表アカウント名)とメンバーのアカウント名を公開させていただきます。
 
 
本来は20床でやるものを10床に減らしました。
 
情報量もできるだけ減らして見やすさ、わかりやすさを優先しました。
 
 
実施期間
 
2019年9月1日~9月30日まで
 
 
気の向くままに多くのご参加を心よりお待ちしております
 
 
carestepzeroより皆様へ
 
 
 
 
 
 
 
 
 

事故やトラブルの再発防止を本気で考える方々へ

  本日は介護現場で起こる事故やトラブル(職員間含む)の再発防止策や指導を見て疑問や不満を感じている方へお伝えしたく綴らせていただきます。

 

  突然ですが、再発防止策や事後処理を見て納得に至らないことは無いでしょうか?

 

  数多くの事例と対応を見てきましたが、そこで筆者自身も多くの疑問を抱きながら「組織の出した結論」であることを理由にして声をあげることはありませんでした。

 

 

正確には声をあげたこともありましたが、ほぼ例外なくその声は共感はされましたが反映されることは無く、自分の立場を追いやる結果になりました。

 

具体的な事例をあげてみましょう

 

事例1

 

発生時の状況

 

  服薬介助を実施中に薬を取り違えて他者の薬を服薬させてしまった。その服薬させてしまった利用者への服薬介助を行おうとする時に服薬の間違いに気づいた。

 

対処

 

バイタルの確認を実施、間違って服薬した薬の確認、主治医への報告
医師より経過を観察して異常があればすぐに受診をするようにと指示を受けた。

 

考察

 

  本人より「急いでいたために取り違えてしまった。名前の確認を行う事になっていたが怠ってしまった」

 

再発防止策

 

服薬を行う時の名前確認の徹底

 


この事例1を見て皆さんどう思うでしょう?


  確認を徹底させようにも、わかっていた手順を省いた原因となる「急いでいた」理由に触れられていません。それでは徹底といっても個人に注意喚起を行う目的で不手際を公開しているだけとなってしまいます。

  この方法が悪いと言っているわけではありません。手順を怠った服薬を実施した職員に要因の一端があるのは間違いありません。ですが、このような事故が月に複数回続いて起こり続けていたとしましょう。

 

  職員の意識に問いかける再発防止策ばかりをあげても改善していないのですから、手順を変えたり容器を変えるような工夫を考えなくてはいけません。それでも事故が起こり続けるのであれば服薬介助をいったん外れてもらうことも必要になってきます。

 

 ですが、もしその「急いでいた」理由が完全な人手不足や、他者の介助量の多さによって職員(個人ではなくチームや施設)側のcapacityを超えてしまっていて事故が必然的に起こっているとしたらどうでしょう?

 

 環境面の考慮から始めなくては根本的な事故の再発防止につながりません。それだけでなく、事故のカンファレンスを形式的に行うという建前の為だけにさらに職員を集めて現場を手薄にしなくてはならなくなります。


もう一つ事例を見てみましょう

 

事例2

 

 ユニットに利用者が7名おり、うち4名は立ち上がりが頻繁に見られる。2名が落ち着かずに交互に立ち上がりが続いている時に、歩行の介助が必要な人がトイレを希望した。歩行介助中に落ち着かない利用者が立ち上がろうとされたために声をかけていたら
介助中の方の膝折れがあり、転倒に至ってしまった。

 

対処

 

状態確認を行う。ぶつけた部位の痛み、腫れ、変色、表皮の状態等を状況に応じて対処。

また、時間をおいてから再度状態の確認を行う。

 

考察

 

歩行介助時に他者を気にしてしまったことが要因と考えられる。
状況を考えて車椅子の使用も検討して良かった。

 

再発防止策

 

見守りの強化
歩行時の介助方法の再教育を行う

 

 事例2を見て既視感ありませんか?
 事例1とは違い、当事者の職員にはその時どうしようもなかったであろう様子がすぐに思い浮かぶと思います。ですが、再発防止策ではその場にいた職員の対応にのみ着目しています。

 見守りをどう強化するのかをほぼ検討していないでしょうし、介助方法の再教育に至っては完全にその職員が悪いと言わんばかりの再発防止策です。


 事例2の場合は職員を責めてはいけません。当事者の職員は精神的に追い込まれることになり、場合によっては離職につながりかねません。

 この場合、一番考えなくてはいけないのは利用者の介助量やリスク、現場の人員を考慮した見守り方法や対応方法です。

 合わせて、その現状を作り出した入所管理を行う職員や現場の管理者の責任が大部分を占めていると筆者は考えています。

 管理者が職員の技量をある程度把握し、そのうえで部署にどれだけのcapacityがあるか把握すること。

 そしてその現状を入所担当である職員としっかり情報共有して受け入れることが出来るかどうかを検討することが必要です。

 地域密着型などの小規模施設では現場に入りながら入所管理を行う管理者さんもいらっしゃいますが大規模な施設になってくると入所管理を行う職員が現場に入らない施設が大半だと思います。

 入所管理を行う職員だけが悪いという話ではありません。

 

チームや組織の一部が正常に機能していないことが問題なんです。

 

 事故やトラブルにはほぼ多数の要因が存在しますが、それぞれ事故の要因として占める割合は全く違います。
 要因の占める割合の数値化や可視化はほぼ不可能ですが、大事の前の小事を吊し上げて臭いものに蓋をするような解決策は愚策以外の何物でもありません。また、事故やトラブルを考えるときに事故が起こったシーンやトラブルに発展したシーンだけを
切り取って考えると、それもまた解決や再発防止とは遠くなります

 


まとめ

 

・事故やトラブルはその要因の割合を考えずに考察を行っても再発防止策としての効果は薄い

 

※本当に改善しなくてはいけないのは何なのかを考えてみましょう

 

・建前だけのための事故カンファレンスは人手を割き、事故のリスクをあげるだけ

 

※個人を吊し上げたり、形式上行う為だけのカンファレンスならやめてしまうのも手です

 

・組織の一部が必要な機能をしていない事故やトラブルにつながる

※自分の役割は何なのか今一度しっかり考えてみてください

 

 これを機会にそれぞれの職場で

 

「防げる事故を本当に防ぐための再発防止策が提唱されているか」

 

「現場で防ぎようのない事故の要因や再発防止策を現場に限定して提案されていないか」

 

を考えてみてください。


補足

 

 本日の記事にすべて該当するような職場の場合、離職率は相当高いはずです。離職がすすみ、職員が職場や業界から離れていくことは貴重な資源の喪失です。
 極端な話、福祉制度の崩壊にもつながりかねないことだと筆者は思っています。

 逆にこの問題を良い方向に導くことが、人材の確保や質の向上につながると考えます。

 ここまで目を通してくださってありがとうございます。

 

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中学校の学習指導要領に基づいた家庭科過程の介護

本日は活動報告になります。

 

先日、とある方からお問い合わせをいただきました。

 

  「役所の職員、包括の職員などを交えてお話する機会があったのですが、学習指導要領に高齢者との関わり方や介護に関する内容が出ていて、どのように生徒に伝えたら良いか悩んでいる」

という内容でした。

 

  自分の中学生時代を思い返しても、介護や福祉などを気にする機会がありませんでした。ましてや認知症に関しては、当時の呼び方で痴呆という名前を知っていた程度です。

 

 

  対象が中学生である為、まず現在の学校教育について調べる必要が出てきました。

筆者(以下S)1名では手が足りず、今回の取り組みはメンバーの1名(以下Rさん)とペアでの取り組みとなります。

 Rさんが小学校の教育課程で介護について触れていることがあるか調査を行いました。その結果、小学校の教育課程でも道徳の授業で認知症とその家族を題材にした
教育が行われていることがわかりました。

 

 そのことから、介護に関して全く見聞きしたことが無いという状態ではない事がわかりました。ですが、専門的な知識や技術のお話を行うとどうしても難しくなります。
学校の授業でそこまで難しい話をしても頭に入らないのではないか?という推察の元

 

1 家庭科の授業の域を出ない範囲での介護の話に絞る

 

2 専門的な話は要点を絞り、できるだけ簡潔にまとめる

 

 この2点は気を付けて作らなくてはいけないと話し合っていた時に一つ疑問点が浮かび上がりました。

「なぜ家庭科の授業で指導要領に入ったのだろうか?」という素朴な疑問でした。

 ご相談して下さった方やRさんと意見交換を行った結果、地域包括ケアシステムの一環として義務教育課程に組み込まれたのではないだろうか?という推察に至りました。

 ご相談して頂いた方からも「地域包括ケアシステムと学習指導要領の共通点に触れて欲しい」とおはなしがあり、この推論を仮定させていただいたうえで今回の取り組みを行いました。

 

その結果

 

1 日本の高齢化がどれくらいの速度で進んでいるか比較を用いて表現する

 

2 地域包括ケアシステムについて簡単に触れ、実施されている理由についても触れる

 

3 当事者として認識していただけるような内容にする

 

4 高齢者や介護の話をわかりやすく用いる

 

5 要点には演題として生徒の方々に考えて頂く部分を用意する

 

上記の5点を意識して資料を作成しました。


 今後筆者の住んでいる地域付近の学校教諭や包括支援センターに持ち込みしてみて
反応を見てみようと思います。(相手にしてもらえるかわかりませんが)

 

 内容が実用的なレベルに到達しましたら公開させて頂こうと思います。

 

 現時点ではまだまだ改善の余地がありますがたたき台程度にはなるかもしれませんので、地域包括支援センターや学校で教諭をなさっている方でお困りの方がいらっしゃいましたら公式ツイッターまでお問い合わせください。

 

今回の活動メンバー:筆者(代表S) メンバー(Rさん)

 

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