中学校の学習指導要領に基づいた家庭科過程の介護

本日は活動報告になります。

 

先日、とある方からお問い合わせをいただきました。

 

  「役所の職員、包括の職員などを交えてお話する機会があったのですが、学習指導要領に高齢者との関わり方や介護に関する内容が出ていて、どのように生徒に伝えたら良いか悩んでいる」

という内容でした。

 

  自分の中学生時代を思い返しても、介護や福祉などを気にする機会がありませんでした。ましてや認知症に関しては、当時の呼び方で痴呆という名前を知っていた程度です。

 

 

  対象が中学生である為、まず現在の学校教育について調べる必要が出てきました。

筆者(以下S)1名では手が足りず、今回の取り組みはメンバーの1名(以下Rさん)とペアでの取り組みとなります。

 Rさんが小学校の教育課程で介護について触れていることがあるか調査を行いました。その結果、小学校の教育課程でも道徳の授業で認知症とその家族を題材にした
教育が行われていることがわかりました。

 

 そのことから、介護に関して全く見聞きしたことが無いという状態ではない事がわかりました。ですが、専門的な知識や技術のお話を行うとどうしても難しくなります。
学校の授業でそこまで難しい話をしても頭に入らないのではないか?という推察の元

 

1 家庭科の授業の域を出ない範囲での介護の話に絞る

 

2 専門的な話は要点を絞り、できるだけ簡潔にまとめる

 

 この2点は気を付けて作らなくてはいけないと話し合っていた時に一つ疑問点が浮かび上がりました。

「なぜ家庭科の授業で指導要領に入ったのだろうか?」という素朴な疑問でした。

 ご相談して下さった方やRさんと意見交換を行った結果、地域包括ケアシステムの一環として義務教育課程に組み込まれたのではないだろうか?という推察に至りました。

 ご相談して頂いた方からも「地域包括ケアシステムと学習指導要領の共通点に触れて欲しい」とおはなしがあり、この推論を仮定させていただいたうえで今回の取り組みを行いました。

 

その結果

 

1 日本の高齢化がどれくらいの速度で進んでいるか比較を用いて表現する

 

2 地域包括ケアシステムについて簡単に触れ、実施されている理由についても触れる

 

3 当事者として認識していただけるような内容にする

 

4 高齢者や介護の話をわかりやすく用いる

 

5 要点には演題として生徒の方々に考えて頂く部分を用意する

 

上記の5点を意識して資料を作成しました。


 今後筆者の住んでいる地域付近の学校教諭や包括支援センターに持ち込みしてみて
反応を見てみようと思います。(相手にしてもらえるかわかりませんが)

 

 内容が実用的なレベルに到達しましたら公開させて頂こうと思います。

 

 現時点ではまだまだ改善の余地がありますがたたき台程度にはなるかもしれませんので、地域包括支援センターや学校で教諭をなさっている方でお困りの方がいらっしゃいましたら公式ツイッターまでお問い合わせください。

 

今回の活動メンバー:筆者(代表S) メンバー(Rさん)

 

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