介護記録の記載方法と重要性を考えます

皆様日々の勤務お疲れ様です

 

本日は介護記録の記載方法と重要性

 

についてお届けさせていただきます

 

内容に関してですが、以前他者に提供させていただいたことがございます

そのため内容が一部重複することをご了承ください

合わせて本日は他ブログをリンクさせていただいております。

 

 

記載方法について細かくお話する前に、介護記録を記載する意味や重要性についてご説明させていただきます

 

・事故が起こった時に公的な証拠として扱われます

・ケアを見直す時に、過去に提供したケアを参考に改善点を探せます

・同僚や他職種や家族様との連携に役立ちます

・私たちの提供したケアの明細としての役割を持ちます

 

 

一つずつご説明させていただきます

 

1 事故が起こった時に公的な証拠として扱われます

 

昨今介護施設内の事故から訴訟に発展する事例が多く見られます。

そもそも施設内の事故とはどうして起こるのでしょうか?

 

事故が起こる原因の多くは人員不足から起こります。

 

服薬の事故や介助時の事故などは職員の技量や手順の不備が原因の場合もありますが、そもそも1:1の環境であったと仮定して薬を服薬するお手伝いをしていて錠剤の薬を落とし気づかないことがあるでしょうか?ほかの人の薬を間違って服薬させることがあるでしょうか?

 

前提条件として扱われることがおおいですが、職員が足りていません。

職員が足りていない環境で現場に出ている職員数のみで目の前の方々すべてのケアを行っているわけですから、時間や利用者様たちの状況に応じて職員の負担が増えます

 

負荷がかかった状態で頭も体も使うわけですから、ミスも発生します。

 

そのために忙しくても事故が起こらないように、また事故が起こってしまったら再発しないように全国の介護現場では事例の検討や再発防止のカンファレンスがおこなわれ、手順が定められています。

 

手順を守っていたにもかかわらず事故が発生したり、決まっている手順通りに動けない理由があったりと、介護現場ではとにかく柔軟性が求められます。

 

手順を守らない場合の多くは、より重大な事故の防止や緊急対応が考えられます。

現場に身を置く職員の一人として、私はその判断は責められません。

 

ですが、事情を知らない方は別です。

 

なんで手順を守らなかったんですか?

どうしてその場を離れたんですか?

 

事情を知らない人たちが起こった事故の当事者に詳細を聞く時はキツイ聞かれ方をすることが多いと思います。

そんなときに冷静に当時の状況を振り返って詳細を説明できるでしょうか?

これには限界がありますし思い違いもありますので、当事者の話が二転三転する場合もあります。

そうなると説明の信憑性が一気に下がってしまいます。

 

簡潔に言うと自分や同僚を守る目的で介護記録を記載します

 

2 ケアを見直す時に、過去に提供したケアを参考に改善点を探せます

 

介護記録は事故の時だけでなく、普段のケアを見直すときにも活躍します。

特定の時(入浴、食事など)だけ怒り出す方や決まった時間帯での行動に対する対応を考えるとき、薬の効果を検証する時にも役立ちます。

就寝薬を例にとるなら服薬した時間から朝に活動する時間を見て、起床を促したい時間から逆算して服薬時間の調整をすることができます。

 

こちらの都合に合わせて薬を動かすことに疑問符が付く方がいらっしゃるとおもいますが、夜中の介護施設内は危険が多い場所です。

職員が少なく、暗い場所が多いです。

利用者様の生活史から考えて頂いても、現在の生活環境から考えても昼夜逆転した状態で何も手を打たないのは職員、利用者様双方に不利益があるとの判断で行ったものとしてください。(人によっては適さない場合がありますので、そこは状況にあわせてください)

 

話を戻させていただきます

もう一つ事例を紹介させていただきますが、入浴を行った後に疲れて寝てしまう方が午前中に入浴して昼食時に覚醒しない。

午後に入浴した日は昼食を全量召し上がられている。

これを職員の体感ではなく明確な根拠にすることができるのが介護記録です

 

3 同僚や他職種や家族様との連携に役立ちます

 

シフト制での勤務ですれ違いの多い同僚との連絡機能を持っています。

職員は介護記録を見てケア内容を引き継ぎ、途切れないケアを提供することが好ましく、ケアの重複を避けて余分な仕事を抑えてくれます。

 

他職種ですが介護支援専門員、作業療法士、看護師は介護職員のように四六時中誰かが関わっているわけではありません。

要点をまとめた介護記録があれば、非常に高度な他職種連携が可能になります。

 

家族様に何かを質問された時の対応でも活躍します。

該当日に出勤していなくても対応可能になりますし、詳細がわからない場合でも誰が対応して誰に詳細を訪ねれば良いかすぐにわかります。

 

円滑な情報共有を行う為に必要なものが介護記録です。

 

4 私たちの提供したケアの明細としての役割を持ちます

 

上記1~3を含めた総括になりますが、何時何処でどのようなケアをどの程度提供したのかを記録していますので、ケア内容の提供の可否も含めた提供の状況を目で見ることができます。

 

車検に車を出した時に領収書に明細が添付されていますよね?

同じだと思ってください。

 

以上の内容から介護記録の重要性を理解していただけたでしょうか?

 

続いて記載方法についてですが

ここで一つ紹介させていただきます

 

 

去年の記事になりますが、とてもわかりやすくまとまっていて記載例も載っていましたので非常に参考になると思います。

 

本日の記事に加えて読んでいただけると重要性、記載方法と形になります。

 

 

 

いかがでしたか?

 

自分たちの記録の書き方一つで周りの職員や他職種の方々が仕事をしやすくなると、職場の空気がよくなったら良いですよね!

 

本日もお付き合いいただきありがとうございます。

 

 

carestepzeroより